最近、ドライアイという言葉を聞くことが多いと思います。眼を酷使する現在の環境の中、ドライアイの方が増加しており、日本人に約800万人いるそうです。
ドライアイって?
涙には、眼球の親水性を高める物質や、乾燥を防ぐ物質等、様々な成分で構成されています。簡単にいうと、ドライアイは、これらの成分の異常や涙の分泌量の低下により、眼が乾燥した状態になることをいいます。
症状 | 乾く、重い、ショボショボする、充血する、疲れる…等、様々な症状が現れます。特にエアコンが効いてる(湿度が低い)時や集中して作業をしている時、運転時(特に窓を開けている時)に症状が強く出ます。 |
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原因 |
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対策 |
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コンタクトレンズにとって涙の役割とは?
- 眼とコンタクトレンズの潤滑油
- 眼にレンズが乗っているのは涙の表面張力のおかげ(涙の上に『浮いて』いる)
- 角膜に必要な栄養分を供給し、老廃物を取り去る
- 角膜とレンズの間に溜まる涙がレンズの度数に作用する
涙はコンタクトレンズ装用者にとって不可欠なものであり、不足するとレンズの動きや角膜への栄養供給に問題が生じます。これにより、装用感が悪い、見にくい、充血する等の自覚症状が出るだけでなく、角膜を傷め、場合によっては重篤な疾患に移行する場合もあります。
ドライアイの方にとって、コンタクトレンズの装用は基本的には難しいものです。使用する場合は、医師と十分相談した上、涙の成分の目薬を併用しながら、慎重に取り扱う事が大切です。