目の病気と治療法
ドライアイ
症状
目を守る働きをする涙の量が不足する病気です。
エアコンの使用や、パソコン、スマートフォン、ゲームなどまばたきが減る作業、コンタクトレンズを使用されている方等の増加に伴い、ドライアイの患者さまも年々増加しています。
ドライアイチェック
下記項目で5個以上当てはまる方は、ドライアイの疑いがあります。
- 目が疲れやすい
- 目が重たい感じがする
- 目がゴロゴロする
- 目が乾いている
- 目がかゆい
- 目ヤニが出る
- 目に不快感がある
- 物がかすんで見える
- 目が痛い
- 目が赤くなりやすい
- 理由もなく涙が出る
- 光がまぶしく感じやすい
治療方法
目薬を処方しています。
市販の目薬や水道水での洗浄はかえって症状を悪化させてしまう可能性があります。早めに眼科医に相談しましょう。
老視(老眼)
症状
その名の通り加齢によって自然に起こる症状です。
加齢によりピント調整をしている水晶体の働きが鈍くなり、近くにピントが合わせられなくなります。放っておくと眼精疲労から頭痛や吐き気、肩こり等の原因になります。
治療方法
老眼鏡や遠近両用コンタクトレンズを処方します。
また、患者さまのライフスタイルに合わせて多焦点眼内レンズのご案内も行っております。
乱視
症状
乱視とは物を見る時に焦点が1つに定まらない状態です。
物や文字が二重に見えたり、ぶれて見える、ボケて見えるなどの症状があります。ひどい乱視の場合は、肩こりや頭痛が生じることがあります。
治療方法
特に見え方に影響がなければ経過観察にて様子を見ます。
見えづらい場合は、乱視用の眼鏡やコンタクトレンズを使用します。
近視
症状
遠くのものがぼやけて見え、近くのものにピントあいます。
近視の発症、進行には遺伝や生活環境が影響していると言われています。
特に下記のような生活環境のお子さまは近視のリスクが高いと言われています。
- 親が近視
- 30cm以内の距離で本を読む
- 寝る時間が遅い、睡眠時間が短い
- テレビゲームや携帯電話を1時間以上見ている
治療方法
基本的には、眼鏡やコンタクトレンズを使用して視力を補正します。
近視になりかけの時期(仮性近視)であれば、点眼薬を使用します。
当院では近視矯正手術を行っております。(現在休止中です)
遠視
症状
遠くを見るときは少しの調節で見ることができ、近くを見るときは強く調節しないとはっきり見えません。
遠視は特に疲れやすいため、眼精疲労から肩こりや頭痛を引き起こす原因にもなります。見え方に不満がない場合もでも、放っておかずに眼鏡やコンタクトレンズを使用し補正しましょう。
また、お子さまの遠視は、弱視や斜視につながる可能性がありますので、定期的な検診をお勧めします。
治療方法
眼鏡やコンタクトレンズを処方します。
また、患者さまのライフスタイルに合わせて多焦点眼内レンズのご案内も行っております。
飛蚊症
症状
ものを見ているときに黒い虫のようなものがチラチラ動いて見える状態のことです。
ほとんどの方は加齢によるものですが、生まれつき飛蚊症の症状がある方もいらっしゃいます。若い方でも強度の近視を持っている方は飛蚊症になる場合があります。
網膜剥離や硝子体出血など病気の前兆の可能性もあり、視力の大幅な低下や失明につながる恐れもあるため、定期的な検診をお勧めします。
治療方法
検査を行い飛蚊症の原因を調査します。
病的な要因であると診断した場合は、その病気に対する治療を行います。