今回は、眼科で行うことが出来るドライアイの治療法についてお伝えします。
ドライアイの治療は、症状の原因や重症度に応じて異なります。
基本的には、涙の量や質を改善し、目の乾燥を防ぐことを目的とします。
1.点眼薬による治療
人工涙液
涙を補うために使用される目薬。防腐剤が含まれていないタイプが推奨されることもあります
その他の点眼薬
保湿力の高い、ヒアルロン酸配合の点眼薬や、水分やムチン(涙の成分)の分泌を促進する目薬などもあります
2.医療機関での腺治療
マイボーム腺治療
眼科でマイボーム腺の機能を回復させる治療(温熱療法など)が行われることがあります
涙点プラグ
目頭付近にある涙の抜ける穴(涙点)にプラグを入れ、涙の排出を抑えられます
3.コンタクトレンズの見直し
ドライアイ対応コンタクトレンズ
含水率が低いものや、酸素透過性の高いものを選ぶと良いです
装用時間の短縮
コンタクトレンズの装着時間を減らすことで、涙の蒸発を抑えます
ドライアイは放置すると角膜に傷がつき、視力低下や感染症のリスクが高まることがあります。
症状が続く場合は、早めに眼科を受診しましょう。